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Notion AIカスタムエージェントとは?使い方と活用事例を解説

更新情報(2026年5月10日更新)

  • 2026年5月10日 ベータ期間終了に伴う記事の調整
  • 2026年4月28日 活用例を追加
  • 2026年3月3日 記事公開

本記事では、2026年2月に登場したNotionの新機能であるカスタムエージェントについて解説します。従来のNotion AIとの違いやできること、作り方や料金体系まで、業務での具体的なイメージがわくように整理してお伝えします。

この記事では、Notion AIの「カスタムエージェント」に特化して解説しますが、Notion AI全般の使い方については 【2026年版】Notion AIとは?使い方・料金・5機能を公式アンバサダーが解説 もご覧ください。

この記事でわかること


  • カスタムエージェントとは何か・従来のNotion AIとの違い
  • トリガーの種類と設定方法・カスタムエージェントの作り方の手順
  • 実際の業務で活用できる具体的な事例と注意点

カスタムエージェントとは

2026年2月、Notionの新機能カスタムエージェントがリリースされました。従来のNotion AIは、ユーザーが指示して初めて動く「チャット型AI」でした。一方、カスタムエージェントはトリガーを設定して自動で動く、目的別の専用AIです。24時間稼働し、特定のタイミングで自律的にタスクを実行できるのが最大の特徴です。

いわば、Notionワークスペースにもう一人のチームメイトを迎え入れるような機能です。メールの下書き作成、タスクの通知、会議メモの要約配信など、繰り返し発生する業務をあなたの代わりにこなしてくれます。

本記事ではカスタムエージェントの使い方や実際の活用事例をお届けします。

本記事の内容の一部は動画でも解説しています(約10分)


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カスタムエージェントでできること

カスタムエージェントの最大のポイントは「トリガー」を設定できることです。ZapierやMakeのように「何かが起きたら、何かをさせる」という自動化の仕組みを、Notion内で完結できるようになりました。

トリガーの種類

設定できるトリガーは以下のとおりです。

トリガー 内容
繰り返し 毎日○時、毎週○曜日など、スケジュールを指定して定期実行
Slackメッセージ投稿時 特定チャンネルへの投稿を検知して実行
Notionページの作成・更新時 ページが追加・変更されたタイミングで実行
カレンダーのイベント作成時 新しい予定が作られたら実行
メール受信時 Gmailなどでメールを受信したら実行

もちろん、従来どおりAIエージェントを手動で呼び出して実行することも可能です。

アクションの例

トリガーをきっかけに、エージェントが実行できるアクションも多彩です。

  • WebサイトやNotion内の情報の抽出・要約・分類
  • データベースへの自動書き込み(タグ付け・カテゴリ分けなど)
  • 外部サービスへの送信(Slack・Gmail・Googleカレンダーなど)

カスタムエージェントの作り方

カスタムエージェントの作成は、シンプルに行うことができます。

STEP 1. 新しいエージェントを作成する

サイドバー左下の「エージェント」セクションから「新しいエージェント」をクリックし、「空白を作成」を選択します。

サイドバーから「新しいエージェント」を選択

サイドバーから「新しいエージェント」を選択

「空白を作成」を選択

「空白を作成」を選択

まずはアイコンと名前を設定します。

好みのアイコンを作成できる

好みのアイコンを作成できる

STEP 2. トリガーと手順を設定する

右上の「設定」ボタンから設定ウィンドウを開きます。設定するのは、以下の2点です。

  • ①トリガー:いつ・何をきっかけに実行するか
  • ②手順:AIに何をさせるか(プロンプト)

トリガーを追加し、手順を設定

トリガーを追加し、手順を設定

手順欄には、プロンプトを直接書き込むこともできますし、別ページにプロンプトを記述してリンクを指定する方法もあります。プロンプトが長くなる場合は、別ページ管理を活用するとすっきりするのでおすすめです。

STEP 3. ページアクセス権限を付与する

セキュリティ上、エージェントはデフォルトではNotion内のすべてのページを読めるわけではありません。アクセスさせたいページに対して、読み取り権限・編集権限を個別に設定する必要があります。

まず、アクセスさせたいページを選択し、追加します。

権限を与えたいページを追加

権限を与えたいページを追加

次に、どの範囲を権限を与えたいかをそれぞれのページに対して設定します。

与えたい権限の範囲を選択

与えたい権限の範囲を選択

STEP 4. 保存して実行

設定が完了したら保存します。

「保存」ボタンを押す

「保存」ボタンを押す

エージェントが作成したコンテンツの作成者欄にはエージェント名が表示されるため、誰(どのエージェント)が行った作業かもひと目でわかります。

作業を行ったエージェントは作成者として扱われる

作業を行ったエージェントは作成者として扱われる

気軽に機能を試したい場合には、テンプレートの活用もおすすめです。Notionには用途別のエージェントテンプレートが用意されています。また、Notion AIにチャットで「こんなエージェントを作って」と依頼するだけで、トリガーやアクションを自動で設定してもらうことも可能です。


活用例

カスタムエージェントの活用パターンを4つご紹介します。

1. Gmail自動下書き作成エージェント

メール対応の手間を大きく削減できる、問い合わせ対応向けのエージェントです。新着メールをトリガーにして、過去のやり取りを踏まえた返信案を自動で用意してくれます。

Gmail自動下書き作成エージェントの利用イメージ

Gmail自動下書き作成エージェントの利用イメージ

トリガーの例: Gmailで特定ラベル(「問い合わせ」など)が付いたメールを受信したときに実行する。

アクションの例: 対応履歴DBとメール本文を参照し、返信の下書きを作成する。

プロンプト例: 「受信メールの内容と過去の対応履歴をもとに、丁寧な日本語の返信文の下書きを作成してください。」

2. Q&Aエージェント

社内のナレッジベースを活用して、Slack上の質問に即座に回答するエージェントです。質問が投稿されたタイミングでドキュメントを検索し、一次回答案を自動で提示します。

Q&Aエージェントの利用イメージ

Q&Aエージェントの利用イメージ

トリガーの例: Slackの「#help」や「#質問」チャンネルにメッセージが投稿されたときに実行する。

アクションの例: 社内ドキュメントやFAQデータベースを検索し、見つかった情報をもとに回答文を生成する。

プロンプト例: 「Slackに投稿された質問文を読み取り、社内ドキュメントを検索して回答案を作成してください。回答が不確かな場合は、その旨も明記してください。」

3. レポーティングエージェント

データベースやSlackの情報を集約して、定期レポートを自動生成するエージェントです。決まった曜日・時刻に、最新の進捗をもとにしたレポートを自動で作成できます。

レポーティングエージェントの利用イメージ

レポーティングエージェントの利用イメージ

トリガーの例: 毎週月・水・金の9時に自動実行する。

アクションの例: プロジェクトDBから期日やステータスを集計し、今週やったこと・課題・次のアクションをまとめたレポートページを作成する。

プロンプト例: 「プロジェクトDBから直近1週間のタスクを集計し、『今週やったこと』『現在の課題』『次のアクション』の3見出しで週次レポートを作成してください。」

4. データ削除通知エージェント

データベースからページが削除されたことを即座に検知し、Slackに通知することで、データ保護と迅速なリカバリーを実現するエージェントです。複数人でNotionを運用していると、重要なデータが意図せず削除されるリスクがありますが、このエージェントがその影響を軽減します。

データ削除通知エージェントの利用イメージ

データ削除通知エージェントの利用イメージ

トリガーの例: Notionデータベースでページが削除されたときに実行する。

アクションの例: 削除イベントの情報(削除日時・実行ユーザー・対象ページ情報)を取得し、指定したSlackチャンネルへアラートを投稿する。

プロンプト例: 「データベースからページが削除されたら、削除日時・担当者・該当ページのURLをSlackの指定チャンネルに通知してください」

この事例の解説動画(約13分)

活用例で紹介したSlackやGmailなどの外部サービスをエージェントに使わせるには、ページ権限とは別に「ツールとアクセス」から各サービスの接続を追加してください。SlackやカスタムMCPサーバーなど一部のサービスは、ワークスペース管理者による事前設定も求められます。


その他の便利機能

カスタムエージェントには、さらに活用の幅を広げる機能も用意されています。

  • Webアクセス:オンにすることでWeb検索から情報を収集できます。

Webアクセスの有無を操作

Webアクセスの有無を操作

  • MCP(Model Context Protocol):Notionが標準対応しているサービスや、カスタムMCPサーバーのURLを入力して外部ツールと連携可能です。
  • Notion Workers:カスタムエージェント内でコードを実行し、外部APIと連携できる開発者向け機能です。2026年3月現在はアルファ版として提供されています。

Notion Workersの解説動画(10分)

  • モデル選択:GPT-5.4やOpus 4.7など、最新のAIモデルから選択できます。消費クレジット数が低い「Haiku 4.5」「Gemini 3 Flash」「MiniMax M2.5」モデルの提供もあります。(消費クレジット数の扱いについては後述)

低コストのモデルも試験的に利用可能

低コストのモデルも試験的に利用可能


料金と注意点

カスタムエージェントは、Notionクレジットによる従量課金制で提供されています。クレジットの仕組みと目安を押さえておきましょう。

料金体系

カスタムエージェントを動かすには、ワークスペース単位で購入するNotionクレジットが必要です。価格は1,000クレジットあたり10ドル(約1,500円)で、エージェントを実行するたびに処理内容に応じたクレジットが消費されます。

クレジット購入画面

クレジット購入画面

クレジットはワークスペース全体で共有されます。毎月リセットされ、翌月への繰り越しはできません。管理者は1,000クレジット単位でいつでも購入が可能です。

消費されるクレジットの量は、主に以下の4つの要素で決まります。

  • エージェントが読み取るコンテンツの量
  • 実行ステップ(ツール呼び出し)の数
  • 実行の頻度(トリガーの発火回数)
  • 選択したAIモデルの種類

読み取る情報やステップ数が多いほど、また高性能なモデルを使うほど、1回あたりの消費量は大きくなります。

ユースケース別のコスト目安

ここでは、コスト試算の参考として、株式会社TEMPが実際に運用しているカスタムエージェントの実績値を紹介します。

エージェント名 消費クレジット/回 1回あたりのコスト
データ削除検知エージェント 8クレジット 約$0.08(約12円)
Notionニュース収集AIエージェント(毎日実行) 15クレジット 約$0.15(約23円)

たとえば、データベースの削除操作を検知して通知するエージェントは1回あたり約12円、Notionの最新ニュースを毎日自動収集するエージェントは1回あたり約23円で動いています。処理内容がシンプルなほどクレジット消費は少なく、読み取るコンテンツやステップ数が増えるほどコストも上がる傾向がわかります。

自分のチームがどのくらいクレジットを消費しているかは、「設定」→「Notionクレジット」から確認できます。

クレジットダッシュボード画面

クレジットダッシュボード画面

クレジット管理のTips


  • クレジットダッシュボードで、エージェント別の消費量の内訳を確認できます
    エージェント別の内訳を確認

    エージェント別の内訳を確認

  • エージェント単位でクレジットの上限を設定しておくと、意図しない大量消費を防げます
    エージェント画面右上の「クレジットポイント」から設定

    エージェント画面右上の「クレジットポイント」から設定

  • 使用量が80%・100%に達すると、管理者へ自動で通知が届きます
    使用量に伴う通知のイメージ

    使用量に伴う通知のイメージ

注意:利用できるプランに制限があります。 カスタムエージェントはビジネスプラン以上のユーザーが利用可能です。導入前に自身の契約プランを確認しておきましょう。

クレジットの使いすぎが心配な場合は、まずエージェント単位の上限設定を使いましょう。たとえば、テスト中のエージェントには低めの上限を設定しておけば、万が一ループしても安心です。クレジットダッシュボードでエージェントごとの消費量を定期的にチェックするのもおすすめです。


まとめ

カスタムエージェントは、Notion AIを「聞かれたら答えるアシスタント」から「自律的に動くチームメイト」へと進化させる機能です。トリガーによる自動実行により、これまで手作業で行っていた情報収集・要約・レポート作成・メール対応などを、24時間稼働のAIに任せられるようになりました。

まずは気軽に1つエージェントを作って、日々の業務を自動化してみてください。

この記事の執筆者

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Nodoka

第2期Notionキャンパスリーダー。AIと仕組み化を駆使する経営学部生。主に学生に向けてNotionを広める活動をしている。

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この記事の監修者

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円谷

Notion公認コンサルタント企業株式会社TEMP代表取締役。日本で7人目のNotion公式アンバサダー(2021年より)。2023年より法人向けのNotion導入支援をおこない、現在100社以上の支援実績あり。

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