Notionマップビューの使い方完全ガイド|旅行計画や場所管理が便利に

目次
Notionのマップビューとは?
9つ目のマップビューがリリースされた
マップビューは、Notionの9つ目にリリースされたビューです。住所や場所の情報を地図上にピンとして表示する機能です。これまでテーブルやリストで管理していた場所の情報を、視覚的にも把握できるようになりました。
ディズニーランドとディズニーシーをマップ上で表示
本記事ではマップビューの作り方と活用事例を詳しく解説していきます。
もっと Notion を学びたい方へ
Notion大学の会費が初月半額(年間払いの場合は9,000円オフ)となるお得なクーポンを期間限定で発行中。 Notion大学は、2025年{{CURRENT_MONTH}}月時点で会員数は500名以上のオンラインコミュニティです。
- 分からないことは24時間チャットツールでいつでも質問可能
- 月に20回以上開催される限定勉強会で最新情報が学べる
- 1日15分から学べる Notion 学習ロードマップで初心者からでも学習可能
- Notion 大学限定の学習動画が100本以上
- 過去の有料記事・有料テンプレートが全て閲覧可能
お得なこの機会に、ぜひ入学をご検討ください。
マップビューの作り方と基本設定
新しくマップビューデータベースを作成する方法
ページ上で /map
と入力し、「マップビュー」を選択するのが最も簡単な方法です。
/mapでマップビューを作成
マップビューに場所を登録する方法
マップビュー上でピンを落として場所を登録することができます。
マップビュー上でピンを追加する
もしくは、データベース側から場所を検索してピンを登録することも可能です。場所名で検索や、住所を直接入力することも可能です。また、緯度/経度の入力でもピンとして反映されます。いずれの方法でも、登録された情報はマップビュー上にピンとして表示されます。
テーブルビューから場所を登録
既存データベースにマップビューを追加する方法
既存のデータベースにマップビューを追加したい場合は、ビューを追加から「地図」を選択してください。
新しくマップビューを追加する
この場合、自動的に「場所プロパティ」が追加されます。
新しくマップビューを追加する
場所プロパティ
マップビューリリースと同時に、新しいプロパティ種別「場所(Place)」が追加されました。既存のデータベースにマップビューを利用するには、この「場所」プロパティが必須です。このプロパティに、Notionが認識できる形式で住所や施設名を入力することで、地図上にピンが表示される仕組みになっています。
新しくマップビューを追加する
場所プロパティは1つのデータベース内に複数個作ることができますが、マップビュー上で表示させる場所プロパティは1つ選択する必要があります。
場所プロパティが複数ある場合は1つを指定する必要あり
マップビューの基本操作
場所プロパティから住所を検索する
ピンを表示させるには、「場所」プロパティに住所や施設名を入力する必要があります。例えば「ディズニーシー」と入力することで Notion が自動で「ディズニーシー」を検索し、自動的に地図上にピンが立てられます。検索に引っかからない場合は検索ワードを変えて再度試すか、郵便番号、住所の直接入力などをお試しください。どうしてもダメな場合は緯度・経度を検索して入力することも可能です。
テーブルビューから場所を登録
また、地図上を直接クリックしてピンを新規作成することもできます。ピンをドラッグして位置を微調整することも可能です。ピンをクリックすると、その場所に対応するデータベースのページが開き、詳細情報の編集ができます。
マップビュー上でピンを追加する
地図を動かして拡大縮小などの操作をする方法
マップの操作はGoogleマップなど一般的な地図アプリと同様です。
- ズームイン・ズームアウト:マウスホイールのスクロールや、トラックパッドでのピンチ操作
- 地図の移動:地図をドラッグして自由に動かせます
- 詳細の確認:ピンをクリックすると、データベースのページがポップアップまたはサイドピークで表示
※ただ、筆者円谷が触った限り、2025年10月時点では、マップ自体が日本語対応されておらず、英語で表示される箇所がほとんどです。ここは今後のアップデートに期待したい部分です。
マップビューで一度に表示できるピンの上限件数は100件
マップビューで一度に表示できるピンの件数は最大100件です。101件以上のデータを扱いたい場合は、フィルター機能を使って表示するアイテムを絞り込むか、「場所」プロパティを複数作成し、ビューのレイアウト設定で表示するプロパティを切り替えるなどの工夫が必要です。
マップビューの表示件数は最大100件
レイアウトと表示カスタマイズ
マップビューで表示する「場所」プロパティを切り替える
データベースに複数の「場所」プロパティがある場合(例:「自宅住所」と「勤務先住所」)、ビューの「レイアウト」設定から、地図に表示するプロパティを切り替えることができます。これにより、目的に応じて異なる位置情報を表示させることが可能です。
場所プロパティが複数ある場合は1つを指定する必要あり
フィルターと組み合わせて地図上に表示するものを制限する
マップビューは、Notionデータベースの強力なフィルター機能と組み合わせて使用できます。
フィルターの活用例:
- 「訪問済み」「未訪問」のステータスで絞り込み、次に行くべき場所を明確にする
- 「レストラン」「カフェ」といったカテゴリで絞り込み、目的に合ったお店だけを表示する
あわせて読みたい:Notionデータベース フィルタ機能を活用事例を交えて解説
旅行計画で活用する
訪れたい観光地、レストラン、ホテルなどをデータベースに登録し、マップビューで位置関係を把握。効率的な移動ルートを計画するのに役立ちます。また、Notion AI のエージェント機能 を使うことで、旅行先の観光スポットを AI に調べてもらって、データベースに自動登録するといったことも可能です。
ただ、2025年10月時点では Notion AI に登録してもらう場合は、場所プロパティの入力には対応していないような挙動でした。こちらは今後改善されていくことに期待です。
あわせて読みたい:【無料テンプレ配布】Notionを使った旅行記録/日記
よくある質問
最後に、よくある質問をまとめました。
ピンが表示されない場合
「場所」プロパティに入力した住所や名称が、Notion の地図情報で認識されていない可能性があります。より正確な住所を入力したり、建物名だけでなく住所も併記したりすることで解決する場合があります。
100件以上のピンを扱いたい場合はどうするか
フィルターをかけて地域やカテゴリで表示を絞るか、「2025年訪問先」「2026年訪問先」のように場所プロパティを分けて管理する方法があります。
住所がうまく認識されない場合
住所の表記ゆれが原因で認識されないことがあります。「〇〇市1-2-3」と「〇〇市1丁目2番3号」のように、表記を統一したり、より一般的な表記方法を試してみてください。また、郵便番号と住所を組み合わせることで精度が上がることがあります。