最新情報から便利な使い方まで。Notion 情報に特化した Web メディア。

ツイートをNotionのDBに取り込んで分析する方法



今回は、自分のツイートを Notion の DB に取り込んで分析する方法を解説します。

皆さんは自分のツイートがどのくらい「いいね」や「リツイート」してもらえたかが気になりませんか? 私の場合は自分のツイートが多くの人に見てもらえると嬉しいので、過去のどのツイートが多くの「いいね」や「リツイート」をしてもらえたのかを確認したり、分析したりしたくなります。

自分のツイートを分析するためのサービスはたくさんあるので、それらのサービスを使えば十分にやりたいことは実現できますが、最近 Twitter API の有料化の噂が出ています。Twitter 関連のサービスは Twitter API を使用しているので、Twitter API が有料化するとそれらのサービスは運営が厳しくなり、突如サービス終了となってしまうかもしれません。

そこで Notion の登場です。Notion のデータベースに自分のツイートを保存しておけば、Twitter 関連サービスの運営に左右されず、Notion のデータベースの並べ替え機能やフィルタ機能を使って自由に分析することができます。また分析するだけではなく、過去の自分のツイートを検索機能ですぐに見つけられるというメリットもあります(実はこちらのメリットを自分は気に入っています)。今回の記事では、Notion のデータベースに自分のツイートを簡単に取り込む方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Notion の DB で「ふるさと納税」のツイートを探す様子
Notion の DB で「ふるさと納税」のツイートを探す様子

ツイートを Notion のデータベースに取り込む方法

ツイートを Notion のデータベースに取り込むために、まずは PC で Twitter を開きます。 Twitter のメニューから「もっと見る」→「Creator Studio」→「アナリティクス」をクリックします。

Twitter のメニューから「もっと見る」をクリックする
Twitter のメニューから「もっと見る」をクリックする
「アナリティクス」をクリックする
「アナリティクス」をクリックする

Twitter アナリティクスに移動するので、以下の手順で csv をエクスポートします。

  1. 「ツイート」タブをクリック
  2. 期間を指定( csv としてダウンロードできるのは 最長 1ヶ月間)
  3. 「データをエクスポート」→「 By Tweet 」で csv をエクスポート
Twitter アナリティクスで 過去の自分のツイートをダウンロードする
Twitter アナリティクスで 過去の自分のツイートをダウンロードする

これで過去のツイート(任意の 1ヶ月間のツイート)を csv としてエクスポートできました。この csv のデータを Notion のデータベースにインポートします。

ツイートを取り込むためのデータベースを用意し、右上の「・・・」→「CSV 取り込み」をクリックします。

Notion の DB に csv 形式のデータを取り込む
Notion の DB に csv 形式のデータを取り込む

上記でダウンロードした csv データを指定すると、ツイートが Notion のデータベースに保存されます。

ダウンロードしたツイートを Notion のデータベースに取り込めた
ダウンロードしたツイートを Notion のデータベースに取り込めた

Notion のデータベースに保存することで、自由に並び替えたりフィルタをかけることができるので簡単に分析をすることができます。自分の場合は、毎月の月初に先月のツイート 1ヶ月分をデータベースに取り込んで、過去でどのツイートが「いいね数」や「インプレッション数」が多かったかを確認しています。

※ csv でエクスポートした直前のツイートは、その後にいいね数などが伸びる可能性があります。その場合は、少し時間が経ってから再度エクスポートして取り込み直します(もちろん、手動修正も可能です)。

Notion のデータベースにツイートを取り込んで分析
Notion のデータベースにツイートを取り込んで分析

ツイートの検索がとても簡単

過去の自分のツイートをリツイートしたい場合や、ブログなどに貼り付けたい場合に、「あのツイートをぱっと出したいな」と思う場面はないでしょうか。そのような場合にも Notion のデータベースに取り込んでおけば、一瞬で検索することができます。

例えば以下の動画は、自分が「ふるさと納税のツイート」を探した場合です。上記の方法でツイートを取り込んだ場合、ツイートの URL も一緒に取り込まれるのでワンクリックでツイートに飛ぶことができます。

ツイートを検索する様子
ツイートを検索する様子

ツイートのデータをグラフ化して分析

Notion に取り込んだツイートの「いいね数」や「インプレッション数」は、グラフ化するとよりデータが分析しやすくなります。

Notion のデータベースの内容をグラフ化するには、Notion2Charts などの外部サービスを使えば簡単にできますが、自分の場合はより自由にグラフ化したいのでスプレッドシートを使用しています。スプレッドシートで作成したグラフは Notion に埋め込むことができるので、上記のデータベースと同じページにグラフを埋め込めば、便利にツイートを分析することができます。

スプレッドシートで作成したグラフを Notion に埋め込み
スプレッドシートで作成したグラフを Notion に埋め込み

スプレッドシートでグラフを作成するのは簡単です。ツイートを取り込んだデータベースの右上の「・・・」→「エクスポート」をクリックします。

Notion のデータベースのデータを csv 形式でエクスポートする
Notion のデータベースのデータを csv 形式でエクスポートする

以下のような画面が表示されるので、設定は変更せずに「エクスポート」をクリックすると、 zip 形式で csv ファイルがエクスポートできます(全てのツイートをエクスポートしたい場合はフィルタ設定がクリアされているビューを選んでください)。

csv 形式でデータベースをエクスポートする設定画面
csv 形式でデータベースをエクスポートする設定画面

スプレッドシートを開き、「ファイル」→「インポート」をクリックして、エクスポートした csv ファイルを選択すれば、Notion のデータベースに取り込んだ全ツイートが取り込めます。あとは自分の好みでグラフを作成し、スプレッドシート右上の「共有」から「リンクをコピー」して Notion に埋め込めば完成です。

※ 共有する場合の権限設定は「リンクを知っている全員」にしておく必要があります。

終わりに

今回は、Notion のデータベースにツイートを取り込む方法を解説しました。普段 Notion を使っている方であれば Notion 上でツイートの分析や検索ができてとても便利になると思うので、興味のある方はぜひ試して見てください。


株式会社 TEMP では、法人さま向けの Notion サポートを承っております。Notion の導入や運用にお困りの企業さまは、下記ページよりお気軽にお問い合わせください。


もっと Notion を学びたい方へ

Tsuburayaのアイコン

Notion 公式アンバサダー / 株式会社 TEMP 代表

Tsuburaya

初学者からでも安心して Notion を学べるオンラインコミュニティ「Notion 大学」を運営しています。会員数は現在300名以上。

  • 分からないことは24時間チャットツールでいつでも質問できる
  • コミュニティ内の限定勉強会でタスク管理や知識管理術が学べる
  • 1から学べる Notion 学習ロードマップで初心者からでも学習可能
  • Notion 大学限定の学習動画が100本以上
  • 定期的に開催している有料セミナーへの無料参加券
  • 過去の有料記事・有料テンプレートが全て閲覧可能

コンテンツや特典盛りだくさんです。参加方法は下記の記事をご覧ください。

Notion 大学とは?特徴・料金・参加方法について解説します

この記事の執筆者

チャベスのアイコン画像

チャベス

Web ライター・ディレクター。Notion 公式のおすすめのテンプレートクリエイター。個人で Notion をちょっと便利にする Chrome 拡張機能を開発中。代表作は「NotionSidebarHider」「Notion文字数カウント」。本業はメーカーで研究開発をしているエンジニア。

Twitter / Notion