Notion新機能「フィードビュー」を徹底解説|作成方法と活用事例を紹介

2025年6月下旬、Notion の新機能「フィードビュー(Feed view)↗︎」がリリースされました。データベースの情報を、SNS のタイムラインのように時系列で表示できるレイアウトです。この記事では、Notion 公式アンバサダーの円谷が、フィードビューの作成方法と基本的な使い方を解説します。さらに、チームのコミュニケーションを活性化させる具体的な活用術を紹介します。
1. フィードビューとは
フィードビューは、データベース内の各ページを縦方向に積み重ねたカードで表示する新しいレイアウトです。ブログやSNSのタイムラインのようにスクロールしながら内容を読めるため、チームの更新情報を高速でキャッチアップできます。
機能ハイライト
- スクロールでシームレスに閲覧
- カード上で直接コメント可能
- 本文中のテキストをビュー上で読むことができる
フィードビューはスクロールして情報を閲覧可能
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2. 主な特徴と既存ビューとの違い
フィードビューの最大の特徴は、情報の「鮮度」と「双方向性」を重視している点にあります。これまでのデータベースビュー(リスト、ボード、ギャラリーなど)は、情報を整理・分類して「探す」ことが得意でした。一方、フィードビューは、更新された順に情報が流れてくるため「見つける」のではなく「受け取る」感覚に近く、チーム内の活発なコミュニケーションを促すように設計されています。
機能 | フィードビュー | ギャラリー / リストビュー |
---|---|---|
本文プレビュー | カードに全文冒頭を表示 | タイトル中心 |
コメント | カード上で直接 | ページを開いてから |
閲覧数表示 | カード下部に表示 | なし |
グループ化 | 非対応 | 可能(ボード / ギャラリーなど) |
レイアウト | 1カラム縦並び | 複数カラム・自由配置 |
リストビューやギャラリービューが「タイトル一覧から気になるページを探す」のに向いているのに対し、フィードビューは「流れてくる情報を次々に読んでいく」体験に特化しています。情報の消費スタイルに合わせて使い分けるのがオススメです。
フィードビュー(左)とリストビュー(右)の比較
3. フィードビューの作り方&基本操作
それでは、実際にフィードビューを作成する方法と、基本的な操作について見ていきましょう。新しいページから作成する方法と、既存のデータベースに追加する方法の2通りを解説します。
新規ページで作成
新規ページにフィードビューを追加する手順は以下の通りです。
STEP 1. ページ上でスラッシュコマンドから /feed
と入力
STEP 2. 空のデータベースがフィード形式で生成されます
フィードビューを作成する
既存データベースを編集
既に存在するデータベースからフィードビューを作成することも可能です。
STEP 1. 設定アイコンをクリック
STEP 2. レイアウト内のフィードを選択
フィードビューを作成する
ビュー設定(レイアウト)
フィードビューでは、右上の「…」メニューからレイアウト設定を変更できます。チームが情報を見やすく、使いやすくなるようにカスタマイズしましょう。
表示プロパティの設定
カードに表示するプロパティを選択します。「担当者」「ステータス」「タグ」などを表示させることで、一目でページの属性が分かります。表示する情報は最小限に絞ると、タイムラインがすっきりして見やすくなります。
表示項目を設定する
作成者・作成日時の表示
「誰が」「いつ」投稿したのかを明示する設定です。チームでの利用時には ON にしておくことで、情報の責任者が明確になり、コミュニケーションが円滑になります。
署名を表示をONに設定する
表示件数(Show pages)
一度に読み込むページ数を「10件」「25件」のように設定できます。投稿数が増えてきた際に表示件数を調整することで、ページの読み込み速度を快適に保つことができます。
署名を表示をONに設定する
4. 社内ニュースフィードとして活用
全社や部署横断のお知らせ、週報などを1ヶ所に集約。コメント機能を使えば、投稿に対するリアクションや質疑応答もその場で完結し、双方向のコミュニケーションが生まれます。Slack やチャットツールのように情報が流れていってしまうのを防ぎ、ストック情報として管理できます。
フィードビューはスクロールして情報を閲覧可能
これ以外にも、プロジェクトの進捗報告、議事録の共有、部署間の情報連携など、様々なシーンでチーム内の情報共有を活性化させるツールとして有効です。
特に、Slack や Teams など他のチャットツールと Notion を併用しているチームにオススメです。チャットツールはフロー情報(流れていく情報)、Notion はストック情報(蓄積する情報)と使い分けますが、フィードビューはその中間的な役割を果たし、両者の橋渡しとなります。
5. まとめと現時点の注意点・制限
フィードビューは「読む・反応する」体験に最適化された新しいレイアウトです。まだリリースされたばかりでいくつかの制限もあります。
- グループ化不可 — プロパティでのカンバン分割などはできません。必要ならリストやボードと併用しましょう。
- 1カラム固定 — マルチカラムで横並びにするレイアウトは不可です。
- コメント非表示はページ単位 — テンプレート設定で事前にオフにしておくと手間が省けます。
- 大量データは読み込み負荷に注意 — 表示件数やフィルターでパフォーマンスを調整するのがオススメです。
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