
EC業務のデータ管理をNotionで一元化し、少人数でも効率的な運営体制を実現
業務効率化
GoProをはじめとする海外ブランド商品の輸入・販売を手掛ける株式会社VYPER JAPANさま。事業拡大により在庫・広告などの業務データが増える中、情報整理と共有の煩雑さが課題となっていました。
TEMPのNotion導入コンサルティングを活用し、業務データを一元管理。少人数でも生産性高く動ける仕組みを構築しました。
今回は、VYPER JAPAN代表の鈴木さまに、Notion導入の背景や具体的な成果について伺いました。
| Notion導入の背景 |
・複数のツール(Asana、Trello、Googleスプレッドシート、Dropboxなど)で情報が分散し、最新データを探すのに時間がかかっていた ・有料ツールを十分に活用できず、費用対効果に課題を感じていた ・「業務データを一元管理できる仕組みをつくりたい」という思いから、柔軟にカスタマイズできるNotionを導入 |
|---|---|
| 提供プラン | Notion導入コンサルティング / ライトプラン |
| 成果 |
成果物 ・在庫・発注・広告データなどを統合管理できる業務データベース ・手順・運用ノウハウを整理した業務マニュアル・ナレッジページ ・購入者向けFAQページ 効果 ・社内外のメンバーが同じデータベースを参照できるようになり、情報共有と意思決定のスピードが大幅に向上 ・在庫・広告レポートなどを一元管理できるようになり、検索・更新にかかる工数を削減 ・TEMP社のサポートにより、少人数でも運営できる効率的な業務基盤を構築し、生産性が向上 |
| お取り組み期間 | 2025年7月〜2025年10月 |
| 担当コンサルタント | 円谷 / 田中 |
ー TEMP社の支援にお申し込みいただいたきっかけを教えてください

Notionを試しに触ってみたものの、自己流では限界を感じたのが最初の転機でした。 テンプレートを使っても自社の業務フローに合わず、「もっと使いやすくしたいのに、どう構築すればいいか分からない」という壁に直面。そこで、YouTubeでNotionの活用方法を調べていたときに、TEMPの円谷さんの動画に出会いました。
他社にも相談していたものの、返信が遅かった中で、TEMPさんはスピード感があり、こちらの課題を的確に理解してくれたのが印象的でした。実際に話してみると、単なるNotionの構築支援にとどまらず、「自社の一員のように、業務そのものを整理してくれる存在」だと感じ、依頼を決めました。 人手や時間といったリソースに限りがある中で、信頼して任せられるパートナーとしてTEMPを選んだ、というのが最終的な決め手です。
ー Notion導入前の課題感について教えてください

導入前は、情報が複数ツールに散らばっていることが大きな課題でした。多くの商品を管理する中で、 AsanaやTrello、Dropbox、Google Drive、スプレッドシートなどを併用していましたが、どこに何のデータがあるのか分かりづらく、最新情報を探すのにも時間がかかっていました。特にAsanaは有料プランを使っていたにもかかわらず、社内では「タスク共有止まり」の使い方しかできておらず、機能を活かしきれていないもどかしさもありました。
また、ツール間の連携が取れていなかったことで、情報の重複や管理の漏れも発生。 「社内外のメンバーが見やすく、更新しやすい“ひとつの情報基盤”が必要だ」と感じながらも、どのツールを軸に据えるか決めきれない状態が続いていました。
ー Notion運用を開始してみていかがですか?

最初は慣れるまで少し時間がかかりましたが、使い始めてすぐに「情報が一か所にまとまる心地よさ」を実感しました。 以前は、タスク管理・資料共有・在庫データなどがそれぞれ別のツールに散らばっていたため、どこを見れば正しい情報があるのか分かりづらい状況でした。今はNotionを開けば、必要な情報にすぐアクセスできるようになり、社内の動きが格段にスムーズになりました。
特に大きな変化は、社外スタッフとの連携です。 広告運用や在庫管理など、外部メンバーも関わる業務をNotion上で進められるようになったことで、メールやチャットでのやり取りが減り、やるべきこと・完了したことが一目で分かるようになりました。
当初は「無料で使える便利なメモツール」という印象でしたが、今では業務基盤として欠かせない存在です。 TEMPさんにサポートいただきながら、データベースの整理やテンプレート化も進み、少人数でも効率的に運営できる仕組みが少しずつ形になってきています。
ー TEMP社のサポートで良かった点を教えてください

一言でいうと、「自社のチームの一員として動いてくれる安心感」がありました。 こちらの要望をただ形にするのではなく、業務の背景まで理解した上で「どうすればもっと効率的になるか」を一緒に考えてくれる。そのスタンスが非常に心強かったです。
特に印象的だったのは、リソースが限られている中でも“丸投げ”できること。 通常であれば自分が時間をかけてやらなければならない部分を、TEMPさんが整理・設計・実装まで一貫して進めてくれるおかげで、本業に集中できました。まるで社内にもう一人メンバーが増えたような感覚でした。
また、Notion以外の領域でも柔軟に対応いただけたのも助かりました。 スプレッドシートやデータ管理の仕組みづくり、在庫や広告データの整理など、業務全体を俯瞰したサポートをしていただいたことで、社内の情報基盤そのものが整ったと思います。
結果的に、システム構築だけでなく「考え方の整理」まで伴走してもらえたのが、一番の価値でした。
ー もし他の企業にTEMP社のサービスをオススメするとしたらどういった企業が良いでしょうか?

社長や経営層が現場業務まで抱えていて、「やりたいことはあるけれど、手が回らない」という会社には特に合うと思います。 人員が限られていても、TEMPさんのように業務整理から仕組みづくりまで伴走してくれるパートナーがいれば、実質的に“社内リソースが増える”感覚でプロジェクトを進められます。
また、デジタルツールをまだ導入していないアナログな企業にもおすすめです。 いきなり大規模なシステムを導入するのではなく、Notionを入り口にして「まずは自社の情報を見える化する」ところから始められるので、デジタル化の第一歩としてちょうど良いと感じます。
逆に、すでにある程度ツールを使いこなしている企業でも、“使い方を整えたい”“運用を仕組み化したい”という段階ではTEMPさんのサポートが非常に心強い。 単なるツール導入支援ではなく、「会社全体の効率化・再設計」を一緒に考えてくれるパートナーとして、幅広い業種・規模の企業にフィットすると思います。
ー 最後に、今後の展望を教えてください

今後は、できるだけ人を増やさずに事業を拡大していきたいと考えています。 少人数でもしっかり回る仕組みをつくるために、業務の自動化やデータ管理の精度向上に引き続き力を入れていくつもりです。特に、在庫や発注といった日々のオペレーションをより効率的にし、利益率を高めていくことが目標です。
また、今後どんな環境変化があっても柔軟に対応できるように、依存しすぎないビジネスモデルを意識しています。 GoProなど既存ブランドの販売を軸にしながらも、メーカーとの新しい取引や自社ブランドの開発など、将来的に複数の柱を持てるような形を目指したいと思っています。
Notionを中心に整備した業務基盤をさらに発展させ、AIや自動化ツールを活用しながら「少ない人数で大きな成果を出す」会社づくりを進めていきたいです。
担当からのコメント:株式会社TEMP 田中

今回のプロジェクトでは、株式会社VYPER JAPANさまのNotion活用を中心に、業務全体の仕組みづくりをサポートしました。
EC業務における在庫・広告・発注など多岐にわたる情報を一元化し、少人数でもスムーズに事業を運営できる体制を整備することが目的でした。 データ量が多く、社内外のメンバーが関わる複雑な業務を「見える化」しながら整理していくプロセスは、まさに二人三脚で進めた印象です。 日々の業務を丁寧に分析しながら、実際の運用で使いやすい構造を一緒に考えられたことが非常に印象的でした。
今後も、業務の自動化や効率化を通じて、より高い生産性を支える仕組みづくりをご一緒できればと思います。
