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制作・広告運用業務のナレッジをNotionで一元化し、属人化を解消【トータルWEBコンサルティング合同会社さま】

トータルWEBコンサルティング合同会社

トータルWEBコンサルティング合同会社さまは、Web制作と広告運用を中心に、企業の集客支援を行う企業。

案件ごとに進め方が異なり、ノウハウが属人化していたことが課題でした。

TEMPのNotion導入支援を通じて、業務知識と制作フローを整理・共有できる仕組みを構築し、社内全体の見える化を実現しました。

今回は、トータルWEBコンサルティング代表の海老根さま、ディレクターの安藤さまに、Notion導入の背景や具体的な成果について伺いました。


Notion導入の背景 ・案件ごとに管理方法やルールがバラバラで、情報共有・進捗把握が難しかったため、統一的な管理基盤を作りたかった
・担当者の頭の中に蓄積されていたノウハウ(広告設定・制作フロー等)を見える化し、社内で共有・再利用できる仕組みを整えたかった
・新しいメンバーが入ってもスムーズに業務を引き継げるよう、マニュアルやナレッジを一元管理できる環境を整備したかった
提供プラン Notion導入コンサルティング / ライトプラン
成果 成果物
・プロジェクト管理データベース
・マニュアルデータベース
・顧客管理データベース

効果
・案件や議事録、ナレッジが一元化され、社内の情報共有と進行管理がスムーズになった
・属人化していた業務フローやノウハウを整理でき、誰が担当しても同じ品質で対応できる体制を構築
・新メンバーの教育や引き継ぎが効率化し、チーム全体の生産性が向上
お取り組み期間 2025年7月〜2025年10月

ー TEMP社の支援にお申し込みいただいたきっかけを教えてください

トータルWEBコンサルティング合同会社代表 海老根さま
トータルWEBコンサルティング合同会社代表 海老根さま

きっかけは、円谷さん(TEMP)のYouTubeブログです。 もともとNotionはフリープランで触っており、「もっときちんと活用したい」と思って自分たちでもYouTube等を参考にカスタマイズを試みましたが、運用設計や標準化の部分で限界を感じました。そんなとき、技術系のニッチなテーマまで踏み込んだ発信を拝見し、「この人なら設計から伴走までお願いできる」と確信。お問い合わせし、その後Zoomでお話しして申込みに至りました。

トータルWEBコンサルティング合同会社ディレクター 安藤さま
トータルWEBコンサルティング合同会社ディレクター 安藤さま

比較検討はせず“一択”でした。コンテンツから伝わる設計力と提案スタンス、そしてエンジニアバックグラウンドによる具体的な解決アプローチに信頼感を持てたことが決め手です。自社でも外部の講座でNotionテンプレートに触れる機会はありましたが、実務に合わせた運用設計まで落とし込むにはプロの支援が必要だと判断し、TEMP社にお願いしました。

ー Notion導入前の課題感について教えてください

導入前の一番の課題は、「案件管理とナレッジの属人化」でした。 制作や広告運用など、プロジェクトごとに進め方がバラバラで、メンバーごとに管理の仕方が異なっていたため、全体を俯瞰して把握するのが難しい状態だったんです。社内で決まったルールや共通の管理フォーマットがなく、どの案件がどこまで進んでいるのか、誰が何を担当しているのかを都度確認しなければならないという非効率さがありました。

また、知識やノウハウの蓄積も課題でした。 広告出稿の設定方法や、Webサイトのリニューアル時に伴うドメイン移管の流れなど、実務上の大切な手順が各メンバーの頭の中に留まってしまっていて、共有されにくい状況だったんです。新しいメンバーが入っても、過去の知見を引き継ぐ仕組みがなく、毎回一から手探りで対応する必要がありました。

そうした「管理の標準化」と「ナレッジの共有・蓄積」を実現するためのツールとして、Notionを本格的に導入しようと決めました。

ー Notion運用を開始してみていかがですか?

運用を始めてみて、一番実感しているのは「情報が整理され、社内の見通しが格段によくなった」という点です。 これまでバラバラだった案件管理や議事録、パスワード管理などをNotion上で一元化できたことで、「どこを見れば何が分かるか」が明確になりました。特に議事録データベースは日々活用していて、進行中のプロジェクトごとの会話履歴や決定事項を時系列で追えるようになったのは大きな変化です。

また、ナレッジの整理にも手応えを感じています。 広告運用の設定手順や制作フローなど、これまで担当者の頭の中にしかなかった情報を、少しずつマニュアル化・共有化できるようになりました。クライアント別ナレッジと全体ナレッジを分けて整理しているため、属人化の解消にもつながりつつあります。

現状は「箱(仕組み)」が整い、これから本格的にデータを入れていく段階ですが、運用を通して改善点も見えてきています。テンプレート化されたプロジェクト管理ページなど、TEMP社に設計してもらったベースを自社に合わせて最適化していくことで、より自分たちらしい使い方を作り込めていると感じます。

ー TEMP社のサポートで良かった点を教えてください

一番良かったのは、コミュニケーションの取りやすさと提案力の高さです。

担当してくださった松本さんは、こちらの要望をただ聞くだけでなく、「こうした方が運用しやすいのでは?」といった具体的な提案をその場で出してくれるので、打ち合わせのたびに課題が解消されていく感覚がありました。相談しやすい雰囲気で、スピード感もあり、毎回のやり取りがとても前向きに進みました。

また、Notion設計の理解度と実装力が非常に高かった点も印象的でした。

自社の業務構造や制作フローを踏まえて、最適なデータベース構成を提案してもらえたことで、実務にすぐ馴染む形での導入ができました。単なるツール導入支援ではなく、「どうすれば社内の情報が生きるか」を一緒に考えてもらえたのが大きかったです。

全体を通して、TEMP社の支援は“依頼して終わり”ではなく、“伴走しながら仕組みを育てていく”というスタンスで、安心して進めることができました。

ー もし他の企業にTEMP社のサービスをオススメするとしたらどういった企業が良いでしょうか?

おすすめしたいのは、個々のメンバーがバラバラに動いていて、業務の標準化や情報共有に課題を感じている企業です。

たとえば、社員や外部パートナーがそれぞれ独自の管理方法で業務を進めているような組織では、Notionを活用した一元管理の仕組みづくりが非常に効果的だと思います。特に、上長や経営層が「全体を見える化したい」「社内のナレッジを整理・蓄積したい」と考えている会社にはぴったりです。

また、すでにCRMなどの有料ツールを使っているけれど、運用が複雑で使い切れていない企業にもおすすめできます。

Notionなら柔軟に設計できるため、業務に合わせた仕組みを再構築しやすく、ツールの統一にもつながります。

逆に、紙やFAX中心の業務フローが根強い企業や、専用の業界システムが必須な医療・法務系などの業種は、Notion導入のハードルが高いかもしれません。

ただ、「デジタル化に一歩踏み出したい」「社内の情報を整理したい」という意思のある企業にとって、TEMP社の支援はとても心強い伴走になると感じています。

ー 最後に、今後の展望を教えてください

今後は、社内教育の仕組みづくりとナレッジのさらなる整備を進めていきたいと考えています。

現在はNotion上に業務の土台となるデータベースやマニュアルの枠組みが整った段階ですが、今後新しいメンバーを迎える際にスムーズに業務を引き継げるよう、教育用のコンテンツや基本マニュアルを充実させていく予定です。入社初日に「まずこれを見れば会社の流れが分かる」という状態を目指しています。

また、クライアント情報や案件管理の一元化も引き続き強化していきます。

今はまだ一部のプロジェクトで運用を始めた段階ですが、今後はすべての案件がNotion上で完結できるようにし、進捗・資料・ナレッジが自動的に整理される仕組みを整えていきたいと考えています。

最終的には、「誰が担当しても同じ品質でサービス提供ができる状態」をつくることが目標です。

Notionを活用して業務の標準化レベルを高め、属人化をなくし、会社としてより持続的に成長できる体制を整えていきたいと思っています。

担当からのコメント:株式会社TEMP 松本

今回のプロジェクトでは、トータルWEBコンサルティング合同会社様のNotion導入・運用支援を担当しました。

「取引先情報の一元管理」「プロジェクトの進捗とタスクの見える化」「社内ナレッジの蓄積と活用」という3つの軸で開発を進める中で、海老根様と安藤様が常に具体的な運用イメージを共有してくださったことが印象的でした。

実現したいイメージをNotionに落とし込むとどのようなアウトプットになるのかをご確認いただきながら、実際の運用に沿って機能を追加や取捨選択を行うことができ、その結果、より実用的な仕組みを構築できたのではないかと考えています。

このシステムに情報を蓄積し活用していただくことが、今後のさらなる事業拡大の一助となれば幸いです。

今後も、Notionを使って業務をより速く、手間なく、効率的に進めていただけるよう、継続的にサポートさせていただきます。


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