株式会社TEMPのロゴ画像

新規事業立ち上げにおける情報管理をNotionで一元管理

三菱電機株式会社のロゴ三菱電機株式会社

三菱電機株式会社のビジネスイノベーション本部さまは、新規事業創出をミッションとする組織。部署を横断したプロジェクトが多く、部門間の情報共有や複雑なタスク管理に課題を抱えていました。

TEMPのNotion導入コンサルティングを活用し、ナレッジや議事録を一元管理するデータベースを構築。また、Notion AIを活用した情報共有の円滑化と、プロジェクト推進のスピードアップを実現しました。

今回は、ビジネスイノベーション本部の前田さま、村上さまに、Notion導入の背景や具体的な成果について伺いました。


課題 ・特定の人しか知らない知識やノウハウが社内にあり、情報が人に依存
・ツールの乱立:今までTrello、Asana、Evernote等を使っていたが、結局3ヶ月程度で定着せず、使わなくなる
・個人ではNotionを利用していたが、チーム利用での活用方法が分からない
提供プラン Notion導入コンサルティング / スタンダードプラン
成果 成果物
・AIミーティングノートを使った議事録 / 業務別の議事録テンプレート
・プロジェクトとタスクを一元管理できる仕組み
・ナレッジや業務マニュアルを蓄積するデータベース
効果
・社内でNotionを活用する基盤が整い、業務の標準化と情報共有がスムーズに
お取り組み期間 2025年6月〜2025年9月

Q1. それではまず、Notionを導入しようと思ったきっかけを教えてください

TEMP コンサルタントの円谷と三菱電機株式会社 村上様・前田様
TEMP コンサルタントの円谷と三菱電機株式会社 村上様・前田様

村上さん: Notion自体は2〜3年前から知っていました。もともと思考法やメモ術に興味があって調べていく中で、とあるタスク管理のプロの方に辿り着いたんです。その後、そのプロの方と円谷さんの対談動画を見て「こういうふうに使うんだ」と理解しました。

そこから円谷さんのYouTubeをよく見るようになり、他の発信者と比べても内容が一番わかりやすく信頼できると思いました。特に、使い方の解説だけでなく、後半で実際の作り方まで教えてくれるのが印象的で、「この人に頼もう」と直感的に決めました。

実際に会社として導入したのは2025年に入ってからで、TEMPさんへの依頼と同時にNotionの契約を進めました。個人としてはNotionは使えていたのですが、複数人で利用した経験はなかったので、他社さんの事例を踏まえたご提案をTEMPさんに期待して依頼したというのが背景です。

Q2. Notion導入前はどのような課題感がありましたか?

三菱電機株式会社 前田様
三菱電機株式会社 前田様

前田さん: まずはナレッジをためやすい環境を整えることが目的でした。社内では必要な情報にたどり着くのに半日から1日かかることもあり、“探す手間”が大きな課題だったんです。加えて、タスクをチーム全体で可視化し、プロジェクト単位で抜け漏れなく管理できるようにしたいという思いもありました。

これまでTrelloやAsana、Evernoteなど複数のツールを試してきましたが、どれも全員に定着せず“ツール疲れ”を感じていました。そうした課題をまとめて解決できるのがNotionだと考え、導入に踏み切りました。

Q3. 実際にNotionを導入してみた結果、どのような変化が生まれましたか?

村上さん: まず最初の目的だったナレッジをためるという点は、入れやすい環境を整えていただいたので、これからどんどん蓄積していけそうだと感じています。

導入してすぐに100点とはいきませんが、70点くらいの土台はできていて、運用しながらブラッシュアップしていけば確実に成果につながると思っています。プロジェクト管理やタスク管理についても、抜け漏れなく進められる仕組みづくりに手を出し始めていて、今後が楽しみです。


前田さん: 私が感じているのは3つあります。1つ目は『情報を探す手間が減ること』。まだ道半ばですが、属人化を防ぎながら知識を共有できる基盤が整いつつあります。

2つ目は『プロジェクト管理』。タスクを集めてチーム全体で見える化し、集合体としてのプロジェクトを自然に回していける形ができそうです。

3つ目は『ツール疲れの解消』。これまでTrelloやAsanaなど複数ツールを試してもなかなか定着しなかったのですが、Notionならいろんな用途をまとめて担えるので、みんなが抵抗なく使える期待があります。結果としてツールの数が減らせるのも大きなメリットだと感じています。

Q4. TEMP社のサポートで良かった点を教えていただけますか?

三菱電機株式会社 村上様
三菱電機株式会社 村上様

村上さん: 打ち合わせの中で前回のアクションアイテムを必ず共有してくれて、その上で提案までしてもらえるのがありがたかったです。

その場でも『こういうふうにできますよ』と画面を使って具体的に示してくれるので、イメージがつきやすかったですね。SlackやNotionでの質問対応もすごく気軽にできましたし、レスも早かったので安心して相談できました。

特に、松本さんが質問に対して画面収録と音声で15秒くらいの動画をすぐ送ってくれたのがとてもわかりやすく、大変助かりました。



三菱電機株式会社 前田様
三菱電機株式会社 前田様

前田さん: 毎回、こちらが期待していた以上の提案をしてくださったのがすごく印象的でした。我々にない視点から『こうした方がやりやすいと思うのですが、どうでしょう?』と投げかけていただけるので、発想が広がりましたし、非常にスピード感を持って進められました。

その姿勢からも、単に依頼に応えるだけでなく、より良い形を一緒に作っていこうというスタンスを強く感じましたね。

Q5. NotionもしくはTEMP社のサービスはどのような企業にマッチしていると考えますか?

村上さん: 大企業はセキュリティ面や稟議のハードルが高く、難しい部分もあると思います。ただ、我々のように新規事業チームでエネルギーを持って改善に取り組もうという動きがある場合には、とても合うと感じます。

AIや新しいツールを積極的に活用しようという流れの中で、「YouTubeで円谷さんをフォローしていた」といった人が社内にいると導入がスムーズになると思います

前田さん: 業種に限らず、30代以上でNotionに関心を持っている方や、円谷さんの発信に共感しているファン層が社内にいる企業は合うと思います。

20代の若手が熱量を持っていても、上の世代が理解していないと浸透が難しいので、30代くらいに理解者がいることが導入のカギになると感じます。特に大企業の場合は、若手が単独で進めようとすると難しいので、伴走支援型のプランがあると安心です。

オンボーディングや研修を含め、現場に寄り添ったサポートがあると導入効果が高まると思います。

Q5. 最後に、今後の展望を教えてください

村上さん: Notionを導入してナレッジ基盤はできつつあるので、今後はプロジェクト管理やタスク管理をより洗練させていきたいです。まだ50点くらいの状態なので、運用しながらデータを入れてブラッシュアップし、100点に近づけていければと思っています。

また、Teamsとの連携を進め、エンタープライズサーチの仕組みを整えることで、社内外の情報を横断的に検索できるようにしたいですね。大企業ならではのセキュリティ調整などの壁はありますが、そこを乗り越えれば大きな効果を期待できます。

前田さん: 今後はAIを活用し、社内外の情報を組み合わせて活かせる“AIネイティブな営業組織”を目指しています。そのためにも、Notionには社内の情報を集約する“ハブ”として機能してほしいと考えています。

ドキュメントやコミュニケーション履歴、誰と誰が関係性を持っているかといった関係性データまで一元化できれば、情報の分断を超えて、より強い営業力につながるはずです。さらに、Salesforceとの連携や自動化の仕組みも整えていきたいですね。


担当からのコメント:株式会社TEMP 松本

今回のプロジェクトでは、三菱電機株式会社様のNotionコンサルティングを実施しました。

「検索市場×競合×自社サイト」の3C分析を起点に、成果が見込めるポイントを的確に見極め、正しい施策を、正しい順番で、丁寧に実行することが何より重要だと考え、ご支援を進めていきました。

まさに、TEMPが大切にしている「正しいことを、大量に、早くやる」という支援スタイルを体現したプロジェクトだったと感じています。

特に印象的だったのは、施策提案から即日の実装まで対応いただけるスピード感。北川様を中心に即時にご対応いただけたことで、改善のPDCAが高速で回り、成果にも直結しました。

今後も、お客様の課題の本質を丁寧に捉えたご提案はもちろん、日々の細やかなコミュニケーションや、Notion全体に関するご相談への対応を通じて、「納得して施策を進めていただける支援」を心がけてまいります。


株式会社 TEMP に Notion 導入サポートを依頼する

arrow